top of page

熱波師検定は必要なのか?実際に取得した熱波師たちのリアルな声を聞いてみた!

更新日:2月4日

近年のサウナブームにより、熱波師(アウフギーサー)が注目を集めています。サウナ室で熱波を送り、お客様をリラックスさせるこの仕事に憧れる人も増えてきました。しかし、現時点では「熱波師」になるために必須の資格は存在しません。熱波師としての働き方やなり方については、こちらの記事をご参照ください。


必須の資格はないものの、「熱波師検定」という資格が存在します。「熱波師検定は本当に必要なのか?」という疑問に答えるため、実際にこの資格を取得した熱波師3名にインタビューを行いました。それぞれの体験談をもとに、なぜ熱波師検定を取得したのか、そして資格を取得するメリットについて詳しく掘り下げていきます。


熱波師検定とは?

まずは「熱波師検定」について簡単に解説します。

熱波師検定の概要

熱波師検定は、日本サウナ熱波アウフグース協会が主催する資格試験で、熱波の技術・接客・理論について一定水準以上のスキルを証明するものです。

主な試験内容

  1. 座学:サウナの基本的な知識(温度管理、衛生管理など)を学び、試験で問われます。

  2. 実技:ロウリュやタオルワークの技術を実際に披露。試験官がその正確さや技術レベルを評価します。

  3. 接客:サウナ利用者に対する安全確認や、快適な環境づくりをどのように行うかも重要なポイントです。


熱波師として活動するには、必ず熱波師検定を受ける必要があるのか?


いいえ。熱波師になるために必ず熱波師検定の取得が必須な訳ではありません。

しかし熱波師検定を受けることによって安全に熱波プログラムを実施するために必要な基礎知識や技術を習得することができます。

|検定を受講する方法や流れ

熱波師検定は、「検定B」→「ステップアップセミナー(SUS)」→「検定A」の順で進みます。途中からの飛び級受講はできません。

|【検定B】

会場またはリモート形式で実施されます。サウナ現場で必要となる基礎的な知識を学び、会場参加の場合は実技講習で専用のバスタオルを使った縦扇ぎ(ランバージャック)の技術を習得します。

|【ステップアップセミナー(SUS)】

検定Bで学んだ内容をさらに深め、より実践的なスキルを学びます。サウナでの実技や技術向上を目的とした資格です。検定BとSUSを同日受けられる日程もございます。

|【検定A】

一連の熱波イベントを1人で実施する手順を学びます。熱波師として活動する上で必要な最低限の技能を身につけることを目標としています。会場は山梨県の秋山温泉となります。


お話を伺った熱波師の方々

今回はすでに熱波師として大変活躍されており、熱波師検定Aを所持しているこちらの3名にお話を伺いました!

ポリーMasaeさん(熱波師歴3年)所属:テルマー湯西麻布  Twitter




豹華ももさん(熱波師歴4年)所属:フリー Twitter




はねさん(熱波師歴2年) 所属:フリー Twitter


インタビューパート🎤


Q.なぜ熱波師検定を受けたのでしょうか?

ポリーMasaeさん

「朝日湯源泉ゆいる」で熱波師(アウフギーサー)のパフォーマンスを目にし、音楽やタオルの美しい動き、心地よい熱波に圧倒されました。それまでのサウナの概念が覆され、五感で楽しむ温浴プログラムとしての魅力に惹かれ、熱波師に興味を持つようになりました。

そこで熱波師関連の書籍を読んだり検索していく中で、熱波師検定を見つけ、熱波師として活動するために熱波師検定を受けました。

豹華ももさん

私が熱波師検定を受けたのは、純粋な興味からでした。当初、フィットネスジムのサウナにいく程度で、特別にサウナが好きなわけではありませんでした。ある時、友人から「熱波師検定」というものがあると聞いて初めて知りました。それまで「アウフグース」という言葉も、熱波師という存在も詳しく知らなかったのですが、なんだか面白そうだと思い受験しました笑!

実際には熱波師になるつもりもなく、ただ試しに興味本意で受けたのが始まりでした。

はねさん

さまざまなサウナ施設を訪れる中で熱波師やそのイベントを知り、実際にイベントに参加しました。おふろcafe かりんの湯様で、熱波を受ける側として体験した際、熱波師さんたちが楽しそうに働いている姿に感銘を受け、自分も楽しみながらお客様に楽しんでもらえる仕事をしてみたい!と思うようになりました。

熱波師になる方法を調べる中で熱波師検定の存在を知り、「健康でないとできない仕事だからこそ一番若い今こそ挑戦したい!」と思い、行動を開始。短期間で熱波師検定BとSUSを取得し、その後、熱波師検定Aも取得しました。


Q.熱波師検定を取得した前後で変化などございましたか?


ポリーMasaeさん

私は熱波師になろうと思い、まず熱波師検定Bを受講しました。熱波師検定Bを取得した際、SNSでそのことを投稿したところ、温浴施設で働く友人から「うちで熱波やってみない?」と声をかけてもらい、それが私の熱波師としての活動のスタートになりました。

熱波師として活動を始めてからは、自己流で勉強を重ねたり、他の熱波師の技術を学んだりしていました。しかし、自分のやり方が正しいのかどうか不安に感じることもありました。そこで、さらにスキルを確立するために熱波師検定Aを受講したところ、審査員の方々から多くの褒め言葉をいただき、自分の努力が間違っていなかったと評価され、大きな自信につながりました。

また、施設の支配人や従業員の方々も熱波師検定を知っていることが多く、「Aまで取得しているから安心だね」と言っていただけることも多々あり、信頼感を得られるようになりました。

これから熱波師として活動を目指す方には、施設によっては熱波師検定B取得者向けの体験プログラムなどが用意されている場合もあり、それがデビューのきっかけになることがあります。もちろん、熱波師検定を持っていなくても熱波師になることは可能ですが、資格があることで施設側の信頼度が向上することもございます。

さらに、熱波師検定SUSを取得していることで参加できる大会もあり、活動の幅を広げる機会が増えます。

すでに熱波師として活動されている方にも、改めてスキルや自信を深めるために検定の受講するのもいいことかなと思います!

豹華ももさん

熱波師検定Bを受講した際、いただいた検定タオルを被った写真をSNSに投稿したところ、「おふろの国」の店長から「ポスターに使いたい」とリツイートされ、さらに「熱波師として活動しませんか?」という直接のメッセージをいただきました。この出来事が、私が熱波師として活動を始めるきっかけとなりました。 下記がそのTweetです!



その後、SUSを取得し、最終的には熱波師検定Aも取得しました。熱波師検定Aの検定は秋山温泉で行われ、実技試験ではお客様への説明、アロマの知識、アウフグースの流れを実演しながら評価を受けました。特に渡辺さんから直接指導を受け、多くの学びを得ることができました。この経験を通して、自分の技術や知識がさらに深まったと感じています。

また、ゲスト熱波師として施設からお声がけをいただく際、熱波師検定Aを持っていることで「信頼感がある」と言われることが多くなり、取得して良かったと感じました。

はねさん

私は熱波師検定BとSUSを同日で受け、そこから1ヶ月もたたないうちに熱波師検定Aも受けました。

熱波師検定Aを受ける前にがせていただける店舗様を探してる時に、熱波師検定B以上を持ってる人をうちの店舗で扇いでみませんか?という募集などもあり、お電話やお問い合わせをし扇がせていただきました! 

熱波師検定Aでは、実際のサウナ室での実演やお客様への説明を行い、審査員から直接レビューをもらえました。シナリオ作りや振る舞いなど、基本的なことをしっかりと学ぶことができたことで、熱波師として活動をしていく自信にもなりました!

さらに、熱波師検定Aを取得していると施設側からの信頼が高まり、「安心して任せられる」と評価されることが多くなったと思います!


まとめ-熱波師検定は必要か?


熱波師検定は必須資格ではありませんが、実際に取得した3名の体験談から、多くのメリットがあることが分かりました。

|デビューのきっかけに

検定を取得したことで、SNS投稿をきっかけに施設関係者から声をかけられたり、実際に熱波師として活動を始めるチャンスを得た方がいました。資格を持つことで、「ぜひうちでやってみない?」という話が増えるケースもあるようです。

|スキルアップと自信につながる

検定Aでは実際のサウナ室での実演やお客様への対応を審査され、審査員からのフィードバックを通じて技術が向上し、さらに自信がついたとの声が多くありました。

|信頼感の向上

資格を取得していることで、施設の関係者からの信頼が高まり、「任せても安心」と言われる機会が増えるとのことです。

結論として、熱波師検定は必須ではありませんが、取得することでスキルアップや信頼の向上、活動の幅を広げるきっかけになることもございます。

興味がある方は、ぜひ公式サイトなどで詳細を確認してみてください!


ブログ購読

bottom of page