ゲスト熱波師をどう呼ぶ?選定基準と運用最適化の工夫
- tsuyoemon244
- 1月11日
- 読了時間: 6分
更新日:1月30日
近年、熱波師イベント/アウフグースは、サウナや温浴施設において欠かせない人気イベントとなっています。しかし、その運営方法や効果、そして現場で働く人々の実情については、まだまだ知られていない部分が多いのも事実です。
そこで本連載では、「施設責任者に聞いた!熱波師イベントのリアル」と題し、実際に現場で働く人の体験や運営の実例を深掘りし、店舗運営者や熱波師の方々に役立つ情報をお届けします!
本連載の構成
以下の三部構成となっています。
・第1回:熱波師イベントがもたらす店舗への好影響 (記事)
・第2回:ゲスト熱波師をどう呼ぶ?選定基準と運用最適化の工夫
・第3回:熱波師の雇用体系を徹底解説!その実情と働き方 (記事)
第2回となる今回は、実際に熱波師イベントを導入している施設の責任者様にインタビューを行い、ゲスト熱波師をどう呼ぶ?選定基準と運用最適化の工夫についてお伺いしました!
なぜ熱波師イベントを始めたのか?運営する上でどのような工夫が必要なのか?実際にどんな効果が得られるのか?
現場で働く人々のリアルな声をもとに、熱波師イベントの価値を明らかにしていきます。現在すでにイベントを実施している施設様はもちろん、これから導入を考えている方々にとっても必見の内容です。ぜひ最後までお読みください!
目次
| インタビューをさせて頂いた施設責任者様のご紹介
今回インタビューさせていただいたのは、天然温泉湯舞音の施設責任者のNJ様です!

| 天然温泉湯舞音のご紹介
天然温泉湯舞音は、地域に密着したスーパー銭湯型温浴施設です。「美・健康・癒し」をテーマに、天然温泉、ボディケア、そして充実した食事メニューを通じて、訪れるお客様に癒しの空間とコミュニティの場を提供しています。熱波に力を入れており、湯舞音の熱波YUBUNEPPA!を定期的に開催しております。
現在、千葉県の市原ちはら台(公式HP)、袖ヶ浦(公式HP)、茨城県の龍ヶ崎(公式HP)に3店舗を展開しており、2025年秋には新施設「YUBUNE SAUNA PARK 羽生(仮称)」のオープンも予定されています。新しい施設では、より一層サウナ体験に力を入れたコンセプトが期待されています。
| なぜゲスト熱波師を呼ぶのか?
Q.自社の熱波師だけではなくゲスト熱波師を呼ぶ理由はなぜですか?
天然温泉湯舞音では、自社に約30名の熱波師が在籍していますが、それだけに留まらず、ゲスト熱波師を招いてイベントを開催しています。その理由は、自社の熱波師に新たな刺激や学びの機会を提供し、それを通じてお客様により質の高いサービスを還元できると考えているからです。
さらに、自社の熱波師とゲスト熱波師が交流することで、技術や経験を共有し合い、双方にとって大きな学びの場となっています。この交流が、より洗練されたパフォーマンスやサービスにつながり、その結果としてお客様にさらなる満足を提供できると確信しています。
また、ゲスト熱波師を招くことで、その熱波師を目当てに遠方からもお客様がご来館いただける機会を生み出し、地域を超えた新たな顧客層の開拓にもつながっています。
熱波師イベント開催の効果についての記事はこちらを参照ください。(記事)
| ゲスト熱波師の探し方
Q.NJ様はどのようにゲスト熱波師を探しておりますか?
ゲスト熱波師を探す方法としては、主に X(旧Twitter) や熱波師同士の紹介が一般的です。私自身、熱波師の方に直接XのDMを送ることもありますし、熱波師の方から私のDMに連絡をいただくこともあります。そのため、施設様も熱波師の方も、Xのアカウントを作成し、積極的に活用することをおすすめします。
また、熱波師の中には DMを解放していない方 もいらっしゃいます。スムーズにやり取りを行うためにも、DM設定を確認しておくとよいでしょう。設定方法については、熱波師.comさんがブログ記事を書いてるのでぜひご覧ください(記事)
施設様と熱波師がスムーズにマッチングできる環境づくりが、素晴らしいイベントの実現につながります!
| 天然温泉湯舞音ならではの熱波師エピソード
また、天然温泉湯舞音ならではのエピソードとして、 お客様が熱波師としてデビューした例もございます!
常連のお客様の中には熱波を受けること自体が大好きで、「自分も熱波師になりたい!」と相談を受けたことがありました。
天然温泉湯舞音では、自社で熱波師を抱えているので、経験のある熱波師がサポートする体制が整っています。
その結果、お客様の安全に配慮しながらタオルの振り方をしっかりと指導し、デビューを果たしていただきました。
| ゲスト熱波師の選定方法
Q.数ある熱波師の方々がいるなか、どのようにして施設のイベントに会う熱波師を探すのでしょうか?
天然温泉湯舞音では、先ほどの事例のように、経験豊富な熱波師が在籍しているため、熱波師を始めたばかりの方にもイベントをお願いすることがあります。しかし、他の施設様とお話しすると、自社に熱波を行えるスタッフがいない場合や、お客様と直接接するイベントであるため、一定の経験や信頼のある方を選ぶことに苦労されている、という声をよく耳にします。
実際にゲスト熱波師を探す時には、X(旧Twitter)を活用することが多いです。
その際、以下のポイントを重視しています:
選定基準
活動範囲:どの地域で活動しているか。
熱波スタイル:ご自身の熱波の特徴やこだわり。
活動実績:どの程度活動しているか。
経験施設:これまでどの施設で熱波を行ってきたか。
評判:お客様や施設そして熱波師界隈での評価
振る舞い:初めてお呼びした時の施設にきた時のふるまい(今後も継続して呼ぶかの判断)
また、「熱波師.com」 のように、地域や経験で検索できるだけでなく、熱波師の動画や画像、さらにはSNSリンクまで確認できるプラットフォームは非常に便利だと感じています。これにより、今まで知らなかった熱波師の方々を見つけることができます。(お褒めいただきありがとうございます!!)
そして、熱波師の方から積極的にDMなどでアプローチしていただくことも大歓迎です!熱意を感じる方とのご縁を楽しみにしています! ぜひDMください! Twitter
|お知らせ
|まとめ
ゲスト熱波師を呼ぶ意味やメリットは、自社スタッフへの刺激、技術や演出の向上、そして遠方のお客様を呼び込める集客効果など多岐にわたります。
SNS(特にX)や「熱波師.com」といった情報検索ツールを活用すれば、イベントにぴったり合うゲスト熱波師を見つけやすくなり、やりとりもスムーズに進むでしょう。
今後も拡大が見込まれる熱波師イベントやアウフグースイベントを導入・運営するうえで、施設責任者や熱波師同士の横のつながりをうまく活かすことが成功のカギです。
今回の連載が有益な情報源となることを願っています。今後も「施設責任者に聞いた!熱波師イベントのリアル」を通じて、更なる成功事例やノウハウを共有していきますので、ぜひご期待ください。