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施設責任者に聞いた、熱波師イベントがもたらす店舗への好影響|アウフグースイベントの成功事例

近年、熱波師イベント/アウフグースは、サウナや温浴施設において欠かせない人気イベントとなっています。しかし、その運営方法や効果、そして現場で働く人々の実情については、まだまだ知られていない部分が多いのも事実です。

そこで本連載では、「施設責任者に聞いた!熱波師イベントのリアル」と題し、実際に現場で働く人の体験や運営の実例を深掘りし、店舗運営者や熱波師の方々に役立つ情報をお届けします!


本連載の構成

以下の三部構成となっています。

・第1回:熱波師イベントがもたらす店舗への好影響

・第2回:ゲスト熱波師をどう呼ぶ?選定基準と運用最適化の工夫

・第3回:熱波師の雇用体系を徹底解説!その実情と働き方

初回となる今回は、実際に熱波師イベントを導入している施設の責任者様にインタビューを行い、熱波師イベントがもたらす店舗への好影響についてお伺いしました!

なぜ熱波師イベントを始めたのか?運営する上でどのような工夫が必要なのか?実際にどんな効果が得られるのか?


現場で働く人々のリアルな声をもとに、熱波師イベントの価値を明らかにしていきます。現在すでにイベントを実施している施設様はもちろん、これから導入を考えている方々にとっても必見の内容です。ぜひ最後までお読みください! 目次


| インタビューをさせて頂いた施設責任者様のご紹介


今回インタビューさせていただいたのは、天然温泉湯舞音の施設責任者のNJ様です!


| 天然温泉湯舞音のご紹介

天然温泉湯舞音は、地域に密着したスーパー銭湯型温浴施設です。「美・健康・癒し」をテーマに、天然温泉、ボディケア、そして充実した食事メニューを通じて、訪れるお客様に癒しの空間とコミュニティの場を提供しています。熱波に力を入れており、湯舞音の熱波YUBUNEPPA!を定期的に開催しております。

現在、千葉県の市原ちはら台(公式HP)、袖ヶ浦(公式HP)、茨城県の龍ヶ崎(公式HP)に3店舗を展開しており、2025年秋には新施設「YUBUNE SAUNA PARK 羽生(仮称)」のオープンも予定されています。新しい施設では、より一層サウナ体験に力を入れたコンセプトが期待されています。


| 熱波師イベントを始めたきっかけ

Q.熱波師イベントを始めたきっかけは何ですか?


当施設では、開業当初から熱波師イベントを行っておりました。現在では多彩なイベントを展開しておりますが、初期の頃は「うちわ」を使ってお客様に熱波を送るシンプルな形式でスタートしました。

しかし、2020年頃、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一時的に熱波師イベントを中止せざるを得ない状況となりました。

コロナの収束が見え始めた頃、施設のスタッフであるデトロイト阿久津氏が「熱波師イベントを復活させたい」と熱意を持って提案してくれました。

その直訴をきっかけに、熱波師イベントを再開することを決断しました。

再開後は、より洗練されたイベント内容が評価され、お客様からの評判も急上昇。熱波師イベントは再び注目を集める人気コンテンツとなりました。

さらに、デトロイト阿久津氏は「熱波師甲子園」にも出場し、見事準優勝を果たしました。この快挙をきっかけに、熱波師イベントの知名度と人気はさらに拡大。施設にとって欠かせない目玉イベントへと成長しました。(熱波甲子園についての記事はこちら

こうした流れの中で、施設は「熱波師イベントのさらなる成功」を確信し、デトロイト阿久津氏を熱波の専属担当になってもらいました。彼の技術と情熱を軸に、イベントはますます進化を遂げ、お客様からも非常に高い評価を得るようになりました。

今では30人ほどの熱波師が施設に所属しております。

ますます、イベントの充実ぶりやパフォーマンスの質が多くのお客様に支持され、施設のリピーター増加にもつながっています。


| 熱波師イベントの効果


Q.熱波師イベントを行うことで、どのような具体的な効果がありましたか?


「かつては郊外の地域密着型の無名スーパー銭湯でしたが、著名な熱波師を招聘することで、施設の良さを多くの人に知ってもらうことができました。

熱波師を招聘するには確かにコストがかかりますが、その日の集客だけで収支を回収しようとはしていません。」 天然温泉湯舞音は、千葉県と茨城県に店舗を構え、主に近隣のお客様にご利用いただいております。しかし、ゲスト熱波師イベントを開催することで、近隣だけでなく、ゲスト熱波師を目当てに遠方からも多くのお客様が訪れるようになり、施設の認知度向上につながっています。

このように、熱波師イベントは施設の認知拡大だけでなく、新たな顧客層の獲得にも貢献していると感じております。


また、ゲスト熱波師との交流や施設内での熱波体験を通じて、自社所属の熱波師の知名度も高まりました。現在では、所属する熱波師を目当てに遠方からお越しいただくお客様も増えています。

さらに、熱波イベントは無料で参加できるため、近隣のお客様にも気軽に楽しんでいただける点が魅力です。常連のお客様からも「ぜひ熱波イベントを続けてほしい」との声を多くいただいております。その結果、熱波イベントをきっかけに熱波が大好きになり、実際に熱波師としてデビューしたお客様もいらっしゃいます!

こうしたイベントは、地域のお客様に楽しんでいただくだけでなく、施設全体の活気を生み出し、新たな可能性を広げる重要な役割を果たしています。



サウナイキタイにも多くのレビューを書いていただいてます。その一部をご紹介します。

「熱波師さんのパフォーマンスが圧巻で、終始引き込まれました」「熱波の強さが絶妙で、しっかり汗をかけて最高でした」。

また、「熱波師さんが親しみやすく、参加者全員で一体感を感じられるイベントでした」「熱波の後の水風呂との組み合わせが絶品で、リピートしたい」 さらに、「熱波師の情熱や技術に感動した」という意見も多く、このイベントが単なる体験にとどまらず、特別な体験を提供していることが伺えます!

このようなイベントを通じて、施設の魅力が広く伝わり、リピーターの増加や新たな顧客層の獲得にもつながっているのです。


| 熱波師を呼ぶ際の金額や事例

Qゲスト熱波師を呼ぶ際に、施設が負担する費用の内訳を教えていただけますか?

天然温泉湯舞音では、自社所属の熱波師による定期イベントに加え、ゲスト熱波師を招いたイベントも定期的に開催しています。


主な費用項目

ゲスト熱波師を招く際には、以下の費用が発生します:

  • 出演料:1回ごとの料金や1日単位での料金が設定されることが一般的

  • 交通費・宿泊費:遠方から招く場合には、飛行機代や新幹線代、宿泊費など

特に、遠方から熱波師を招く場合、すべての費用を1つの施設で負担するのは難しい場合もあります。そこで、費用を最適化する方法として、近隣の複数施設と連携する事例があります。

例えば、複数のサウナ施設が協力して熱波師を招き、交通費や宿泊費を分担することで、各施設の負担を軽減する方法です。この場合、熱波師には複数施設でイベントを開催していただく形となり、以下のような利点があります:

  • 各施設の費用負担が軽減:一つの施設が全費用を負担しないため、コスト面でのハードルが下がります。

  • 熱波師の活動機会が拡大:複数の施設でのイベント開催により、熱波師にとっても新たな活動の幅が広がります。

  • 地域全体のサウナ文化の活性化:近隣施設が協力することで、地域全体が盛り上がり、サウナ文化の普及に貢献します。


ゲスト熱波師を招くには一定のコストが必要ですが、こうした連携や工夫によって運営を最適化することが可能です。

これにより、より多くのお客様に熱波イベントを楽しんでいただける環境を整えることができます。


|お知らせ

  1. 天然温泉湯舞音では、他施設様と熱波師交換を実施しております。

    所属熱波師をお互い送り合い、相互にメリットのあるイベントにしております。興味がある施設様はぜひNJ様までDMをお願いします! Twitter


  2. 天然温泉湯舞音ではゲスト熱波師イベントを定期的に開催しております!

    興味がある熱波師の方はNJ様までDMをお願いします! Twitter


  3. 2025年頃には新しい施設「YUBUNE SAUNA PARK 羽生(仮称)」がオープン予定です!


|まとめ

今回のインタビューを通じて、熱波師イベントが温浴施設にもたらす多大な効果とその運営の裏側について詳しくご紹介しました。天然温泉湯舞音では、熱波師イベントを通じて地域のサウナ文化を活性化させ、新たな顧客層の獲得やリピーターの増加に成功しています。ゲスト熱波師の招致や費用分担の工夫など、運営面での工夫も多岐にわたり、他の施設でも参考にできるポイントが多いと感じました。また、熱波師自身の成長やコミュニティ形成にも寄与しており、単なるイベントを超えた価値を提供しています。これから熱波師イベントの導入を検討されている施設様にとって、今回の連載が有益な情報源となることを願っています。今後も「施設責任者に聞いた!熱波師イベントのリアル」を通じて、更なる成功事例やノウハウを共有していきますので、ぜひご期待ください。

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